ROIや在庫回転率はご存知でしょうか?
どうも中国輸入副業アドバイザーのhideです。
売上や販売個数を気にされている方は多いと思いますが、ROIや在庫回転率を気にしている方は少ないと思います。
ROIや在庫回転率を改善することで、投資した資本(現金)に対しての投資効率や、適正な在庫数を保有しているか把握できるようになります。
たとえ利益が出る商品であってもROIや在庫回転率が悪い商品ばかりと扱っていると、投資に必要な資本が増加して、資本が足りなくなってしまいます。
ROIや在庫回転率について説明しますので、参考にしてください。
ROI(投資利益率)
ROIとはReturn On Investment(投資利益率)を略称となっています。
投資利益率とは、その名の通り投資した資本に対しての利益の割合を表しています。
ROIは以下の式が求めることが出来ます。
ROI = 利益 ÷ 投下資本 × 100
輸入ビジネスでは投下した資本は仕入れに必要な費用額として考えましょう。
仕入れに必要な費用額に対しての利益によって商品ごとのROIを求めることができます。
輸入ビジネスにおける式
ROI=粗利益(売上高-仕入れ値)/仕入れ値(原価+送料+関税・消費税+販売手数料+配送手数料など)
例えば①「10万円の仕入れ値で利益が1万円の商品」と②「100万円の仕入れ値で利益が1万円の商品の場合」、ROIは以下の通りとなります。
①ROI:1万円÷10万円=10%
②ROI:1万円÷100万円=1%
①、②を比べると同じ利益1万円を獲得することが出来ても、そのために必要な資本は10万円と100万円と異なっています。
10万円で1万円の利益をえることができる商品のほうが、他の90万円を他の投資に使用することができるため、優れています。
そのため、一般的にROIは高ければ高いほど優れているとされています。
商品リサーチを行うと利益がでる商品がいくつも見つかりますが、保有資産が足りず、すべての商品を仕入れすることが出来ない場合、投資効率がよい商品から順番に仕入れを行うことが望ましいです。
投資効率はROIから判断することができるため、ROIが優れている商品を優先して仕入を行いましょう。
仕入れするための資本が足りずに融資を受ける場合でも、融資を受けて仕入れする商品のROIを考えることは大切です。
融資を受ける場合は金利を支払う必要があるため、ROIが低い商品ばかり扱っていると金利の負担が大きくなり、利益が減ってしまいます。
在庫回転率(商品回転率)
在庫回転率とはどのくらいの早さで商品在庫が売れているかを表す指標です。
投資した資本(現金)が在庫となり、顧客に販売されることで再び資本(現金)になります。
在庫を早く現金に変えることが出来ると、その現金を再度投資に回すことができるため、どれだけ早く在庫をキャッシュに変えることができるかは事業の成長スピードにも関わっています。
在庫回転率は以下の式で求めることが出来ます。
在庫回転率=一定期間の売上高/平均在庫金額
例えば、年間の売上高が4,000万円で平均在庫金額が1,000万円の場合、在庫回転率は4となります。
一年間で在庫が4回入れ替わっていることを表しています。
在庫回転率が高ければ高いほど、在庫が何度も入れ替わってよく売れていることをわかります。
この在庫回転率を把握するとわかるのが、仕入れから販売までの速度。在庫がどれだけ早く売れるかを数値化してわかりやすく理論的に比較することができます。
在庫回転率(商品回転率)の基準
どの程度の在庫回転率がよいかは取り扱い商品や保有資本によりますが、在庫回転率が低ければ商品の回転率が遅く、在庫がキャッシュにかわる速度が遅くなります。
逆に在庫回転率が高い商品は、すぐに売れて売り切れてしまうリスクがある商品となってり、販売機会損失をなくすために在庫を増やすことを検討したほうがよい可能性があります。
輸入ビジネスの場合は海外からの輸送に時間がかかるため、仕入れから販売できるまでの期間が長く、在庫切れになってから仕入れを行うと再度販売開始まで1ヶ月以上かかることもあります。
毎月の売上高と同じ程度の在庫を保有していたほうが在庫切れのリスクは減らすことが出来ます。
まとめ
ROIと在庫回転率を説明しましたが、商品リサーチではROI、仕入れ後は在庫回転率をチェックしてみましょう。
ROIが高い商品を取り扱い、在庫回転率を適正なものにすることで投資した資本に対して最大限の利益を獲得できるようになります。