中国輸入でOEMをするのに商標を取得しようしている方はいませんか?
どうも中国輸入副業アドバイザーのhideです。
OEM又はODMでオリジナル商品をAmazonで販売する場合、ブランド登録をすることにより様々なメリットがあります。
ブランド登録には申請するブランド名の商標権を取得していることが条件になっていますので、ブランド登録を検討している方は商標権を取得することが必要となります。
商標を申請・取得前に既に申請する商標が取得されているものでないか確認する必要があります。
専門家に任せれば事前商標調査から取得まで行なってもらうことができますが、ご自身でも調査を行い出願をすることは可能です。
特許情報プラットフォーム(J-PlatPad)を使用して商標調査する方法を説明します。
商標取得までの費用が気になる方は以下の記事を参考にしてください。
特許情報プラットフォームで商標検索
商標を登録するには、商標を申請する範囲を決めなければいけません。商標を取得したとしても、申請した範囲と異なると商標使用を禁止できないことがありえます。
逆にすでに登録されている商標であったとしても、役務が異なれば商標を取得できる可能性があります。
特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)を利用して商品の役務と称呼から検索する方法を説明します。
類似群コードを検索
ある商標がとある範囲(商品名・役務)で登録されていて、同じ商標を異なる範囲(商品名・役務)で登録できるかというと出来ない可能性があります。
商標権の申請に対しての審査は、取得を希望する商品名・役務(サービス)が異なっていても、同じ類似群コードである商品・役務は互いに類似するものと判断される可能性があります。
例えば「財布」と「カード入れ」は商品名・役務は異なっていても類似郡コードは同じであるため、基本的に同じ商標は登録が出来ません。
まずは商標を使用しようと考えている商品の類似群コードを調べることが必要です。
類似群コードを調べる方法を説明します。
特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)の商標タブの「商品・役務名検索」をクリックします。
「商品・役務名」の欄に検索したい商品名・役務と入力し、「検索」ボタンをクリックします。
下にスクロールすると検索結果が表示されています。
「財布」という「商品・役務名」で検索を行なうと、検索ヒット件数として49件が表示されています。
検索結果から検索した商品名・役務を探してどの類似群コードに属するか確認しましょう。
「財布」という「商品・役務名」で検索を行った検索結果から、「財布」は類似群コードが「21C01」であることがわかります。
商標の称呼を検索
特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)の商標タブの「商標検索」をクリックします。
①商標マークの称呼(単純文字検索)にカタカナで検索したい商標を入力します。
②商品・役務の類似群コードに、商標タブの「商品・役務名検索」で調べた類似群コードを入力します。
下にスクロールして「検索」をクリックします。
検索ヒット件数が下に表示されます。
「財布」の類似群コード「21C01」で「バーバリー」と検索すると、9件ヒットしています。
下にスクロールすると検索結果一覧を確認することが出来ます。
検索結果が0件になった場合は、登録したい類似群コードで希望商標が登録されていない可能性が高く、出願を行えば審査を通る可能性が高いです。
逆に例のように検索結果が表示された場合は、商品名・役務「財布」で称呼「バーバリー」の商標は基本的に登録できません。
ただしこの検索では出願・審査中の商標情報が特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)に反映されるまで、タイムラグがあります。
そのため、検索結果が0件になっていても既に出願済みの商標であることも考えられます。
まとめ
商標を確認する方法を説明しましたが、簡易的な方法になるため、商標を取得できるか保証できるものではありません。
商標を取得できるかどうかを調査・判断するには高度な知識と経験が必要となり、素人の方が行うのは困難です。
出願した商標が却下されてしますと出願料は返却されず、無駄になってしまいます。
必ず商標を取得したい場合は、専門家へ相談することをおすすめします。