中国輸入でＯＥＭを行えば安定して高い利益を得ることが出来ると考えていませんでしょうか？
どうも中国輸入副業アドバイザーのhideです。
中国輸入ＯＥＭゼミナールとしてＯＥＭを行う方法を記事にしていますが、ＯＥＭを行えば必ず高い利益を得ることが出来るわけではありません。
ＯＥＭにはリスクもあります。
しっかりとＯＥＭのリスクを把握したうえで、ＯＥＭを行うべきかどうかを判断しましょう。
ＯＥＭとは
OEMとは、original equipment manufacturerの略で、商品企画（デザイン、機能など）を行い、工場に商品を生産してもらうことを表しています。
商品企画したオリジナル商品を作ることができますが、ロット数や単価などを工場と交渉する必要があり、アリババやタオバオなどのサイトから既製品を仕入して販売するよりもハードルは高くなります。
ＯＥＭ商品の特徴として、高い利益率やAmazonでの商品カタログを独占して販売できることが挙げられます。
高い利益率や独占販売というと魅力的にみえますが、その分新規出品する知識や十分な商品リサーチがないと、「ＯＥＭ商品がまったく売れない」という事態になり、大きな損失となる可能性があります。
ＯＥＭの商品リサーチについては以下記事を参考にしてください。
ＯＥＭを行うならばまずは簡易ＯＥＭをおすすめしています。
簡易ＯＥＭとは、商品企画を一から行うのではなく、ノーブランドの既製品の一部を変更してオリジナル商品として生産することです。
簡易ＯＥＭの例として、「ロゴをつける」「カラーを変更する」などになります。
簡易ＯＥＭは商品企画を一から行うＯＥＭと比べて発注ロット数が少ない場合が多く、商品が想定した販売価格・販売個数で売れなくても損失を減らすことが出来ます。
発注ロット数が少ないため、発注金額も小さくなりますので、資金が少ない方はより簡易ＯＥＭからをおすすめします。
ＯＥＭ３つリスク
商品リサーチ
Amazonで既に販売されている商品であれば、ツールなどを用いることで月間販売個数をチェックすることができるので、安い価格で仕入れをすることができれば再現性が高く利益をえることが出来ます。
しかしＯＥＭ商品は新規出品をするため、類似した商品やキーワードから需要を推測しますが、このリサーチが不足しているとＯＥＭ商品を生産することはできたけれど、想定したとおり売れない可能性があります。
類似した商品の月間販売個数やキーワードボリュームを調査することで失敗する可能性を下げることが出来ます。
類似した商品がないような顕在化していないニーズに対しての商品をＯＥＭで生産したい場合は、需要を調査することが難しくなるためオススメはしていません。
しかし顕在化していないニーズに対しての商品を作成することができれば、ライバル商品がほとんどいないため、高い利益をえることが出来る可能性はあります。
ＯＥＭに慣れており、かつその商品分野について精通しているものでチャレンジしてみましょう。
中国輸入初心者の方の相談を受けている際に、商品分野に精通していて、「こだわりある商品を生産したい」という方がたまにおられます。
生産したいＯＥＭ商品が決まっていて、それがご自身が作成したいような商品である場合は、ＯＥＭをしていて楽しいかもしれませんが、ニーズがなければどれだけよい商品でも売ることはできません。
興味・知識があるジャンルの商品をＯＥＭすることは望ましいですが、初心者の方はしっかりとリサーチを行ってニーズがあることを確認することが大切です。
必要資金
簡易ＯＥＭでなく完全なＯＥＭをする場合、金型から作成する必要があります。
金型代は数十万～数百万円となっており、さらに製品を生産するための原材料費や加工費が必要となります。
最小発注ロット数は数百個～数千個となる場合が多いです。
例えば金型代が100万円、最小発注ロット数1,000個、単価1,000円の商品を生産する場合、
金型代（100万円）＋仕入代（1,000個×1,000円）＝200万円
となり200万円が必要となります。
この費用に加えて代行業者などへの手数料、国際送料、関税、消費税などが必要となります。
商品によりますが、ＯＥＭの発注ロットは最小ロットが1,000個以上の場合なども多く、仮に1個当たりの仕入れ値が1,000円の場合は100万円必要になります。
【簡易ＯＥＭの場合】
簡易ＯＥＭの場合は、既製品であるため金型を作成する不要で、発注ロット数も数十個から対応してもらうことができることがあります。
発注ロット数が100個からだった場合、先ほどの例と同じ商品だと、
金型代（0円）＋仕入代（100個×1,000円）＝10万円
となり10万円が必要資金になります。
完全なＯＥＭの場合に比べてかなり少ない資金でも始めることができるとわかります。
人それぞれ資金力が違いますので、費用の目安は異なりますが、初めてＯＥＭを行う場合は、発注金額が最大でも30万円以内である商品をオススメしています。
販促活動
ＯＥＭ商品を生産できると、Amazonで新規で商品カタログを作成して販売を行いますが、新規出品では「商品名」「商品画像」「商品説明」など様々な情報を登録する必要があります。
それぞれのポイントを押さえて商品カタログを作成しないと、需要がある商品であってもなかなか商品を売っていくことができません。
新規出品のポイントについては以下の記事を参考にしてください。
まとめ
ＯＥＭ商品は高い利益率、独占販売と魅力的な面がありますが、必要な資金やノウハウが多いです。
リスクの面を知ると、ＯＥＭすることをためらってしまう方もいるかも知れません。
しかし、しっかりとＯＥＭについて知識をつけた上で行えば、失敗する可能性を限りなく低くして、高い利益の商品を作成することができます。
ＯＥＭを失敗した場合は、商品リサーチ、商品品質、販促活動など、どの要素が悪かったため失敗をしてしまったのか分析することが大切です。
初心者の方がＯＥＭの商品を作成して失敗したという話はお聞きすることがありますが、商品リサーチが不足していたことが大半です。
初心者の方がＯＥＭを行いたい場合は、しっかりと勉強をしたうえで簡易ＯＥＭからはじめることをおすすめします。
