中国輸入の始め方【完全保存版】

中国輸入をこれからはじめようと考えておられる方でなにかから始めたらよいかわからない方はいませんでしょうか?

どうも中国輸入副業アドバイザーのhideです。

輸入ビジネスの未経験の方に向けて、輸入ビジネスの準備から基本的な知識など、中国輸入をはじめるために必要な項目を網羅的に説明します。

これから始めようとしている方や、中国輸入を始めたけれどうまくいかないという方は参考にしてください。

中国輸入とは ?

海外から商品を仕入れして日本で販売する輸入ビジネスにおいて、中国から仕入れしている商品を販売することを中国輸入と呼ばれています。

一般的に中国商品はノーブランドと呼ばれる商品が多くなっており、アリババやタオバオなどの中国仕入れサイトから仕入れを行います。

またノーブランド品に加工を加えることにより、オリジナル商品を作成することもできます。中国でオリジナル商品を作成する場合は、工場と交渉して仕入れをすることになります。

中国からの仕入れ以外にも、米国やヨーロッパからの商品を仕入れして日本で販売する輸入ビジネスもあります。

米国やヨーロッパからの仕入れは中国商品のようにノーブランド品ではなく、ブランド品がほとんどであり、メーカーやネットショップと交渉して仕入れを行います。

中国輸入の特徴として、「商品単価が安い」「利益率が高い」ことがあげられます。

商品単価が安い

有在庫で輸入ビジネスを行う場合は、はじめに仕入れを行うため資金が必要となります。

中国商品の単価は安いものが多く、仕入れに必要な資金が少なくても中国輸入を始めることができます。

アリババという中国の有名な仕入れサイトで、「スマートフォンケース」を検索してみます。

3個~299個の購入で5元/個となっています。日本円でおよそ80円になります。

大量購入することでより安い価格で購入することも可能です。

日本では数十円でスマートフォンケースを購入することは出来ないと思います。

このように中国の商品は工場から直接仕入れを行うことで、安い価格で仕入れを行なうことができます。

利益率が高い

米国やヨーロッパからの仕入れでは、以下のような流通となっていることが多いです。

「工場」→「メーカー」→「1次卸業者」→「2次卸業者」… →「日本」

有名メーカーの商品はメーカーから卸してもらうことは難しく、1次卸業者や2次卸業者から仕入れを行うことが多くなります。

有名メーカーの商品はブランド力があるため安定して売れますが、仲介業者が多いほど利益率は低くなります。

中国からの仕入れは以下のような流通が多いです。

「工場」→仲介業者→「日本」

工場から直接仕入れを行うことやアリババ・タオバオに出品している商社から仕入れを行うことが多いです。

ノーブランド商品のためブランド力はありませんが、仲介業者がいないため利益率が高くなります。

すでにAmazonで売れている商品を仕入れする場合はブランド力は問題ありませんが、新たにAmazonに出品する場合は、商品ページを作りこんで購入してもらう必要があります。

ノーブランドの中国輸入商品をOEMと呼ばれる方法でオリジナル商品として販売することができます。オリジナル商品作成・販売は既に販売されている商品を転売するよりも、作業が多く手間がかかりますが、高い利益率で商品を販売することができます。

OEMについては以下の記事を参考にしてください。

中国輸入の一連の流れ

中国輸入に限りませんが、輸入ビジネスは大きな流れとして以下のようになっています。

1.リサーチ

2.仕入れ(アリババ、タオバオなど)

3.荷受・検品

4.納品(自社発送の場合は不要)

5.販売(Amazon、楽天、Yahooショッピング、メルカリなど)

6.出荷

リサーチ

中国輸入は日本Amazonの商品から売れている商品をリサーチして、中国の仕入れサイトで同じ商品を仕入れすることが基本となります。

リサーチ方法はキーワードリサーチと画像リサーチなどになります。

中国輸入の商品は日本Amazonにおいて、ノーブランド品として販売されているものが多いです。

日本Amazonで「ノーブランド」と検索してみると、以下のように表示されます。

ノーブランドの商品から中国輸入の商品を探して、利益の出る商品を探します。

画像リサーチはキーワードリサーチと同様に、日本Amazonの商品画像をGoogleなどで画像検索することで中国仕入れサイトで同じ商品を扱っていないかリサーチする方法です。

基本的なリサーチ方法の詳細は以下の記事を参考にしてください。

仕入れ

日本Amazonでリサーチした商品と同じ商品を中国仕入れサイトで購入します。

中国の仕入れサイトはアリババやタオバオが有名なサイトですが、仕入れサイトごとに特徴があります。

例えばアリババはBtoB(企業間取引)向けのサイトであるため、最小発注数が定められている代わりに、価格が他の仕入れサイトよりも安い傾向にあります。

その他の仕入れサイトについては以下の記事を参考にして下さい。

また、アリババやタオバオなどの中国のサイトから購入するためには、代行業者を利用する必要があります。代行業者も数多くあり、どの代行業者がよいかわからないと思います。

代行業者を選ぶ際には、月会費や購入手数料、国際送料、サービスなどを総合的に判断して選びましょう。

オススメの代行業者は以下の記事を参考にしてください。

荷受・検品

商品を荷受する際に、関税を支払います。

関税をクレジットカードで支払いができる輸送手段があり、DHL・FEDEXはクレジットカードで関税を支払いできます。

クレジットカードで支払を行うことにより、支払期日を延ばすことが出来るためキャッシュフローに余裕を持つことが出来ます。また、クレジットカードのポイントも付与されるため、ポイントをためることができます。

なおEMS、OCSはクレジットカードでの関税支払に対応していません。

検品について中国輸入商品は品質が悪い商品もあるため、外装や商品内容の検品はしっかりと行ないましょう。

品質が悪い商品を販売してしまうと、出品者レビューや商品レビューに悪い評価を付けられる可能性があります。

また、返品率が高くなり返品商品をさばくコストが必要となります。

荷受、検品については自宅で行なうことができますが、倉庫会社などに代行してもらうことができます。

代行業者については以下の記事を参考にしてください。

納品・販売・出荷

Amazonの倉庫への納品することにより、Amazonが提供しているFBAというサービスを利用することができます。

FBAサービスを利用することにより、Amazonの倉庫に納品した商品が売れるとAmazonに出荷作業を自動で行なってもらうことができます。

また、Amazon以外の楽天やYahooショッピングなどの他ECモールで販売した商品に対しても、FBAマルチチャンネルサービスを利用することで出荷することができます。

出荷手数料や送料も比較的安いため、特別の理由がなければFBAサービスを利用することをオススメします。

中国輸入を始める準備

中国輸入をはじめる前に確認しておいたほうが良いことを説明します。

輸入に関連する法律

海外から輸入することが禁止・規制されている商品があります。

主な法律は以下となります。仕入れを行う前に輸入が問題ない商品であるか確認しておきましょう。

・鉄砲刀剣類所持等取締法

・医薬品医療機器等法

・食品衛生法

・電波法

・ワシントン条約

輸入に関連する法律の詳細については、以下の記事を参考にしてください。

知的財産権

中国のアリババやタオバオなどのサイトでは知的財産権を侵害している商品が販売されていることがあります。

知的財産権を侵害していることに気づかず仕入れを行ってしまうと、通関時に留められたり、通関できても販売時に権利者から販売を差し止めるよう通達がくることがあります。

知的財産権とは特許権や商標権、意匠権などの権利であり、知的財産基本法で以下の通り、定義されています。


第2条この法律で「知的財産」とは、発明、考案、植物の新品種、意匠、著作物その他の人間の創造的活動により生み出されるもの(発見又は解明がされた自然の法則又は現象であって、産業上の利用可能性があるものを含む。)、商標、商号その他事業活動に用いられる商品又は役務を表示するもの及び営業秘密その他の事業活動に有用な技術上又は営業上の情報をいう。


2 この法律で「知的財産権」とは、特許権、実用新案権、育成者権、意匠権、著作権、商標権その他の知的財産に関して法令により定められた権利又は法律上保護される利益に係る権利をいう。

知的財産権はJ-platpadで検索をすることができますので、仕入れを行う前に知的財産権を侵害している可能性がある商品は調査を行いましょう。

知的財産権については以下の記事を参考にしてください。

輸入ビジネスのコスト計算

輸入ビジネスには以下のようなコストが必要となります。

・仕入れ代金

・現地送料

・消費税・関税

・国際送料

・販売手数料

・発送費

・在庫保管料

海外からの輸入商品は仕入れ値以外にも、多く費用が必要になります。

一度経験をしてみないとどの程度費用がかかるのかわからないと思いますが、おおよそ費用は見積もっておきましょう。

コスト計算の詳細については以下の記事を参考にしてください。

連絡先の管理

副業、本業に関わらず輸入ビジネスを始めると特定商取引法などで連絡先を開示することになります。

AmazonなどのECモールでも登録時に電話番号、メールアドレスなどの連絡先が必要となります。

既にお持ちの携帯番号でもかまいませんが、営業電話や問い合わせなどの連絡が来ることがありますので、プライベート用とビジネス用はわけておくことをオススメします。

輸入ビジネスを始める前の準備の詳細については、以下の記事を参考にしてください。

まとめ

初めて中国輸入を行う方はいろいろと準備や勉強することがあり、取り掛かることが難しいと感じる方もいると思います。

輸入ビジネスは再現性が高く、副業としてもおすすめできるビジネスなので、できることから初めてみましょう。