OEM商品のリサーチ方法

OEM商品のリサーチでなかなか商品が見つからない方はいませんでしょうか?

どうも中国輸入副業アドバイザーのhideです。

中国輸入の基本的なリサーチ方法は、キーワードリサーチ、画像リサーチ、セラーリサーチとなります。

基本的なリサーチ方法は既製品を中国の仕入れサイトなどから見つけてきて、単純な転売する場合は有効です。

しかしOEM商品をリサーチする場合は、基本的なリサーチの方法とは違ったポイントを確認しながらリサーチする必要があります。

ポイントをわからないままリサーチをしても、OEM商品に向いている商品を見つけることは難しく、リサーチした商品がOEM商品で生産できない、生産したOEM商品が販売しても売れない、など失敗する可能性が高くなります。

OEM商品をリサーチするポイントを説明します。

OEM商品のリサーチ方法

OEM商品をリサーチする上で重要なのは、商品に対する需要と供給をしっかりと分析することです。

商品の需要・供給とは、Amazonでいえば販売個数と競合商品になります。

競合商品が少なかったとしてもAmazonで売れていない商品で需要がなければ、OEM商品には向いていません。

逆にキーワードボリュームを多くても、競合が強い商品は価格競争も起きやすく、商品ブランディングがうまく行なうことができないとなかなか売れない…ということも起こりえます。

おすすめの商品リサーチとして、ロングテールな商品を見つけることです。

ロングテールって?となる方もいると思いますので、ロングテールについて説明します。

ロングテール とは

「ロングテール」とは、売れ筋商品でなく少数販売商品のことを示しています。

下図は販売数・売上と商品をの関係を表したグラフになります。

売上と商品数との関係には、パレートの法則と呼ばれる法則があります。売上の8割は2割の売れ筋商品が占めているという考え方です。

実店舗においては展示スペースの問題から販売できる商品数には限りがあります。そのため、売れすぎ商品から陳列し、あまり売れない商品は販売しないほうが合理的です。

しかし、ネットショップとなると、販売できる商品数に限りはないため、売れ筋商品でない商品を販売することもできます。それら1つ1つは少数しか売れないものの、その総売上としては大きな売上を生み出すことができます。

グラフの売れ筋商品が恐竜の頭に見えることから、少数販売商品をロングテールと呼ばれています。

ロングテール商品はこれまで実店舗では販売されていないようなニッチな商品となっています。あまりメジャーではない趣味や特殊な用途の商品など、特定の顧客は欲しくても供給があまりされていない商品はAmazonのようなネット販売においてねらい目となります。

リサーチ4つのポイント

ロングテール商品がOEMではおすすめですが、リサーチにおいておさえるべきポイントがあります。

ロングテール商品はニッチな市場であるため、ポイントを押さえた商品でなければ、販売してもまったく売れないということもありえます。

4つのポイントを説明しますので、一つ一つ確認して売れる商品を見つけましょう。

キーワードボリューム

Googleが提供しているキーワードプランナーというツールで、Googleにおけるキーワードの月間検索数を確認することができます。Googleでの検索数からAmazonでの需要を推測することができます。

キーワードプランナーでの月間検索数は10~100、100~1,000のような形で表示されます。(Googleで広告を掲載した場合は、より正確な数値を確認することが出来ます)

1,000~10,000のキーワードであれば、Googleにおいて月1,000回以上検索されているということになります。検索数が多いほど需要は大きく、Amazonでも商品が売れる可能性が高くなります。

競合の数、強さ

キーワードプランナーのボリュームで需要面を確認した後は、競合の数・強さなどの供給面を確認します。

競合の数はAmazonでキーワードを検索すると、検索数が表示されます。すべてがキーワードと関係が深い商品とは限りませんが、キーワードに関連する商品の数と考えることができます。

競合の強さは

・商品画像の枚数・加工

・商品説明

・商品紹介コンテンツ

・レビュー数

などから競合の強さを測ることが出来ます。

販売個数が多い商品にも関わらず、上記の項目が弱い商品は狙い目になります。

競合の強さの指標となる項目は、中国輸入の新規出品で注意する点となります。

新規出品のポイントは以下の記事を参考にしてください。

知的財産権

キーワードプランナーで需要面、Amazonの検索結果から供給面を確認した後は、キーワードに関連する商品に知的財産権が取得されていないか確認します。

J-platpadで商標権、意匠権、特許権を検索することができます。

キーワードを検索してみて、検索結果を確認します。

関連キーワードやキーワードを言い換えたような言葉も網羅的に検索しましょう。

知的財産権を侵害してしますとAmazonから商品の出品停止の通知がくることや、アカウント自体の停止につながる可能性があります。

知的財産権侵害についての記事は以下の記事を参考してください。

輸入に関連する法律

以下のような輸入に関連する法律があります。

・鉄砲刀剣類所持等取締法

・医薬品医療機器等法

・食品衛生法

・電波法

・ワシントン条約

輸入禁止されている商品や規制されている商品を輸入してしますと、税関で没収されてしまったり、税関が通っても商品を販売できず、不良在庫となってしまうことがあります。

法律に該当しないか確認しておきましょう。

輸入に関連する法律や税関のトラブルについては以下の記事を参考にして下さい。

まとめ

私は副業をはじめたころはリサーチ作業にかなり時間を費やしました。そのおかげか、単純転売商品、OEM商品ともに赤字商品や不良在庫になるような商品を仕入れするような大きな失敗はほとんどありませんでした。

そのため輸入ビジネスの初心者の方は、まずリサーチ作業をしっかり取り組んだほうがよいと思っています。

OEM商品のリサーチは単純転売の商品よりも、チェックする項目も多くなれないとなかなか見つからないこともあります。

OEMで利益がでる商品はまだまだあります。チェック項目を一つ一つ確認して、OEMできる商品を探してみましょう。