OEMの費用【サンプル、金型代】

どうも中国輸入副業アドバイザーのhideです。

OEMを初心者の方だと、商品販売までの費用にどのようなものがあるかや、概算の費用がどの程度であるかわからない方もいると思います。

輸入ビジネス全般と変わらない費用が多いですが、中国輸入でOEMする場合の注意点もあります。

OEMの費用計算を説明しますので参考にしてください。

OEMの費用とは

OEM商品を販売するまでの費用は以下のようなものがあります。

・サンプル代
・金型代
・商品仕入れ代
・商品仕入代行手数料(代行業者を利用する場合)
・中国国内送料
・国際送料
・関税・消費税
・日本国内送料

「サンプル代」「金型代」以外は一般的な輸入ビジネスでも必要となる費用です。

上記の費用がどの程度になるかは商品種類や商品単価・重量によって決まりますが、簡易OEMの場合は数万円~、完全なOEMの場合は30万程度~を見込んでおきましょう。

OEMで必要となる「サンプル代」「金型代」について詳しく説明します。

その他の費用については以下の記事を参考にしてください。

輸入ビジネスのコスト計算

関税・消費税計算は以下の記事を参考にしてください。

関税の計算方法、【関税、消費税、地方消費税】

サンプル代

OEMで商品を生産するにあたり、必ずサンプルを作成して確認してください。

中国輸入の商品は品質が悪いものもあり、作成したい商品企画を細かく説明した上でサンプルを作成してもらっても、思ったような品質の商品でないことはよくあることです。

商品によりますが、サンプル代は本発注単価の数倍になることが多いです。

例えば本発注単価が1,000円の商品であれば、5000円程度になります。

そのため国際送料と合わせて1万円程度を見込んでいればサンプルは作成できます。

数千円程度の費用ですが本発注を行った場合は、サンプル代が返金されることもあります。

サンプルを作成しないで本発注することもできますが、本発注は数十万円以上になることが多く、品質の悪い商品であった場合はすべての損失になってしまう可能性があります。

仮に発注しなかったとしても数千円程度ですので、サンプルは作成して確認しましょう。

サンプルが思ったような品質のものを作成してもらう方法としては、以下のようなものがあります。

・日本の類似商品を参考サンプルとして渡す
・中国現地の市場で実際に生地や商品仕様を直接説明する

実際に私は2つの方法を行っていますが、やはり現地に赴いて説明した商品のほうが思ったとおりの商品が出来上がる可能性は高いです。

しかし、中国に行くことは時間と資金が必要となり簡単ではないと思いますので、日本の類似商品を参考サンプルとして渡すことをおすすめします。

参考サンプルに対して加工したい点などを画像や動画などで説明して、どのような商品にしたいか伝えるとイメージに近いサンプルを作成してもらえる可能性が高くなります。

金型代

金型代は商品の種類によって大きく異なります。

布製品の金型は数千円~数万円であることが多いですが、金属製品・ガラス製品・プラスチック製品は数十万円~数百万円であることが多いです。

例えば皮や布製品など場合は、以下の画像のような金型で生地をくりぬいて、くり抜いた生地をもとに商品を作成します。

金属製品などの場合は上記のような金型ではなく、金属製品の材料である鋼板などを加工してするために、抜き型、曲げ型、絞り型、圧縮型などのプレス用の金型を作成する必要があります。

プレス用の金型は布製品などの金型に比べて金型代が高く、同様にガラス製品やプラスチック製品も同様に金型代が高くなります。

OEMがなれていない方や資金的に数百万円準備することが厳しい方は布製品でOEMをおすすめします。

金属製品・ガラス製品・プラスチック製品でも、既に金型がある商品に対して、オリジナルの加工を行う簡易OEMであれば、金型代が必要となりません。

金型を作成する必要がなければ金属製品・ガラス製品・プラスチック製品でも資金が少なくても生産することができます。

簡易OEMは同じ金型で生産する商品に対して、以下のような方法がオリジナルの加工を行います。
・オリジナルのロゴを印字・印刷する
・オリジナルのタグ付け
・オリジナルパッケージへ変更する

金属製品・ガラス製品・プラスチック製品のオリジナル商品を作成できると商品ラインナップの増やすことができます。

完全なOEMと簡易OEMの手法を使い分けてオリジナル商品を展開できることが望ましいと思います。

簡易OEMについて以下の記事を参考にしてください。

OEM初めての方におすすめの簡易OEM

まとめ

輸入ビジネスでは販売までに色々な費用が必要となります。

OEMでは製品を生産するまでに、何度かサンプルを作成することもあるため、販売までの費用が多くなるだけでなく販売までの期間も長くなります。

初めは簡易OEMで金型が必要なく、資金が少なくても生産できる商品をおすすめします。