どうも中国輸入副業アドバイザーのhideです。
OEMが始めての方に簡易OEMと呼ばれる商品の一部をOEMする方法をおすすめしています。
OEMは必要な資金も多く、商品を生産してもらえる工場を探すことが大変など、色々なハードルがあります。
その点、簡易OEMはOEMより取り掛かりやすいのですが、簡易OEMにもメリット・デメリットがあります。
メリット・デメリットを説明します。
OEMや簡易OEMの意味について、以下の記事を参考にしてください。
簡易OEMとは
OEMは、ご自身で企画した商品を工場で生産してもらう方法ですが、簡易OEMは既に生産されているノーブランドの既製品の一部を加工してオリジナル商品として生産することです。
簡易OEMの方法
簡易OEMには以下のような方法があります。
・オリジナルのロゴを印字・印刷する
・オリジナルのタグ付け
・カラー、サイズの変更
・オリジナルパッケージへ変更する
完全なOEMよりも取り掛かりやすいため、簡易OEMは初心者の方に向いています。
簡易OEMは簡単で初心者の方だけに向いているというイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。
月商数千万以上の会社でも簡易OEMでオリジナルブランド商品を生産している会社も多くあります。
中国の工場を見学させてもらったときに、有名ブランドが他社と同じ金型で生産していて、少し驚いたことがあります。
簡易OEMのメリット
必要資金が少ない
完全なOEMの場合、金型を作成する必要があり、金型代は数十万~数百万円であることが多いです。
さらに最小発注ロット数は数百個~数千個となり、材料費か加工費が必要となります。
簡易OEMの場合は、既製品であるため金型を作成する不要で、発注ロット数も数十個から発注できることがあります。
商品の種類や仕入れ単価によりますが、完全OEMの場合は金型代などを含めて安くても30万円以上程度必要だと考えたほう良いと思います。
簡易OEMの場合は仕入れ代や国際送料などを含めても、10万円程度から行うことができる商品もあります。
資金が少ない方は、単価が安く商品サイズが小さい、軽い商品を選ぶことが望ましいです。
中国輸入商品は仕入れ値が100円程度からあります。
例えばアクセサリー系の商品であれば1個数十円で、小さく軽いため100個程度仕入れを行ったとしても1、2万程度でなるものもあります。
実際にアリババで「アクセサリー」を調べてみると以下のように10元以内の商品がいくつもあります。
安いものだと1元程度の商品もあります。
おおよそ1元=16円なので10元なら160円程度になります。
販売単価も安くなりますが、少ない資金で簡易OEMを行ってみることができます。
商品リサーチ
例えばAmazonで似たような商品をぱっと見が同じ商品を違うブランドとして販売している商品を見たことがあるかもしれません。
それは同じ金型を利用して生産した商品をロゴなどだけが変更されている商品(簡易OEMの商品)の可能性が高いです。
例えば中国輸入商品が多いアウトドアジャンルで「テント」と検索してみると、以下の2つの商品が1ページ目に表示されていました。
検索結果1
検索結果2
これらの商品を見ると同じテントのロゴだけが変更されていることがわかると思います。
同じノーブランド商品にロゴだけを印字してオリジナル商品として販売しているためです。
この例のように、まったく同じを使用している商品はアリババやタオバオの商品画像をそのまま利用していることが多いです。
完全なOEMの場合でも類似商品でリサーチを行いますが、簡易OEMの場合、同じ金型の商品が既に販売されているため、その商品から商品ニーズや販売個数などをリサーチすることができます。
生産工場を探すことが難しくない
既製品に対して加工を行うため、アリババやタオバオで商品を見つけることが出来れば、出品者情報から工場を簡単に見つけることが出来ます。
代行業者に依頼する場合は、アリババやタオバオの商品URLを連絡すれば工場と交渉を行ってもらいましょう。
簡易OEMで無い場合は、生産してくれる工場を探さなければいけません。
代行業者に探してもらう場合、代行業者が得意な分野の商品であれば生産工場を紹介してくれることがありますが、そうでない場合は生産してくれる工場が見つけることができないことや生産してくれる工場があっても発注条件(単価、発注ロット数)が悪いこともあります。
そのため簡易OEMでなく、完全なOEM商品を生産したい場合は、OEMに強い代行業者を利用することも大切です。
簡易OEMのデメリット
類似商品との差別化
同じ金型の商品であるため、類似商品が多くなると価格競争に巻き込まれることがあります。
商品のみ商品画像やパワーポイントやフォトショップで少しだけ文字を入れたような素人っぽい商品画像を使用している商品カタログがあります。
そのような商品画像だと同じ金型の商品であるため、購入者が同じ商品であると判断してしまう可能性が高くなり、類似商品とは価格面で競争することになる可能性が高いです。
防止する方法としては、商品画像をデザイナーなどに依頼してオリジナルの画像にしましょう。
また、ロゴを印字するだけでなくカラーを変更した商品にすると、同じ金型の商品であっても別商品に見せやすくなります。
オリジナル画像を用意しても、競合が増えてくると価格競争に巻き込まれる可能性は高まるため、競合とのどのように差別化していくか考える必要があります。
まず簡易OEMの商品を販売してみて、販売個数が増加してきたら完全なOEMで競合と差別化した商品を生産するとリスクを少なくなります。
まとめ
簡易OEMは資金面やリサーチ面で初心者の方でも取り掛かりやすいですが、競合の差別化が難しいことなどのデメリットがあります。
簡易OEMであってもOEMのやり方は完全なOEMと変わらない点が多いため、簡易OEMで経験をつんでいくことをおすすめします。