中国輸入不良率の改善

どうも中国輸入副業アドバイザーのhideです。

中国輸入をして中国出張を繰り返すようになると、日本クオリティは本当にすごいと感じることがあります。日本の商品、サービスはどれもお客様第一で、不良などないことが当たり前です。しかしその感覚のまま中国輸入をすると、日本では考えられないような品質の商品を生産されることもあるので注意が必要です。

オリジナル商品を中国で生産してもらうにあたり、本発注前にサンプルを依頼して確認したとしても、本発注の商品がサンプルより品質が悪くなることはありえることです。そのため不良に気がつくのがAmazonで販売をして、不良による返品が発生したとき、なんてことも起こりえます。返品率が高くなるとamazonで該当商品が販売停止になることもあります。

ロット数が増えてくると不良品は発生してしまうものですが、できればゼロを目指したいです。これまで私が不良率を抑えるために行った方法で効果的であったものを紹介します。

商品内容を詳細に決めて、納得いくまでサンプル作成を行う

これまでの経験からですが、商品企画があいまいなままサンプルを作成してもらうと、工場も生産時の注意点などがわからないため、品質がよくないことが多いです。品質がよくないまま本発注を行ってしまうと当然ですが、品質が悪くなり購入が不良品だと感じるような商品が増える可能性があります。

サンプル作成時は見本となるサンプルを準備した上で、オリジナル商品の用途や品質をしっかりと説明を行い、生産時に注意してもらいたいことをはっきりと伝えましょう。サンプル作成をしてもらい、納得いかない点があれば改善できるまで、何度もお願いしたほうがよいです。

しかし、何度もサンプル作成の注文を繰り返すとコスト面で高くなることもあるので、「ロット数を増やす」や「今後継続の発注」など工場側へのメリットを提示して、単価を抑えて生産できるよう交渉しましょう。

工場を変更する、見学にいく

不良品が多い工場は一度に見に行くのが一番だと思っています。工場を見ることでどのように商品が生産、保管されているのか確認することができ、工場の質を感じることが出来ます。実際工場の担当者に直接不良の内容を説明することで、不良率が改善されたことがありました。

しかし、工場を見学して改善を要求しても改善がなされない場合は、工場を変更してしまうのも一つの手だと思います。工場を探して商品内容を説明する手間はかかりますが、良い工場を一度見つけることが出来れば類似商品をお願いすることもできるので、いくつか良い工場を知っていると生産できる商品種類の幅を広げることが出来ます。

検品体制を整える

不良率の改善ではありませんが、検品時に不良品をはじく体制を整えることは大切です。日本の倉庫会社などに検品を依頼すると手数料はかかりますが、検品を行なってもらうことができます。

しかしできれば日本でなく、中国で検品を行なえる検品体制を整えたほうが、中国国内で返品処理を済ますことができるので、スムーズで返品を行なうことができ、返品に要するコストが少なくすみます。

検品は「パッケージを確認してほしい」というようなあいまいな検品内容でなく、検品項目を記載した検品表を用意して検品を行なってもらいましょう。検品を行なったにもかかわらずAmazonで販売した商品に不良があった場合は、輸送中に発生した不良か、検品漏れであるのか、など不良が発生した理由を判明させて改善していきましょう。

まとめ

不良率が高いと返品に要するコストが必要になるだけでなく、低い商品レビューをつく可能性をあげてしまいます。不良率の改善を行い、安定した供給体制を整えることが安定利益につながると思います。