中国輸入の国際送料を削減できないかと考えている方はいないでしょうか?
輸入ビジネスにおいて国際送料は費用の内、大きな割合を占めるコストです。
国際送料を削減することができれば、他社より仕入れコストが安くなり、競争力を強くすることが出来ます。
中国輸入において国際送料を抑える方法について説明します。
物流コストの削減
中国から日本への輸送手段・経路はどのようにしているでしょうか?
代行業者・パートナーを利用していれば、業者が提供している輸送手段を利用していると思います。
商品サイズ・重量などによって航空便、船便から安い輸送方法を選ぶことはコスト削減する上で大切です。
船便は輸送日数が長くなるため、在庫に余裕をもって発注を行い在庫切れなどのリスクに注意しましょう。
国際送料を安くする方法
物流を最適化することが送料を安くすることにつながります。
国際送料を安くする手段として、フォワーダーの利用があります。
フォワーダー
工場から日本へ直送するほうが良いと思っても、輸送ルートを構築して工場から目的地までスムーズに輸送には貿易書類を作成する必要があります。
貿易書類の準備や輸出入の手続きをご自身で行うことは難しいこともあります。
そんなときはフォワーダーを利用してみましょう。
フォワーダーって?という方もいると思います。
フォワーダーとは、荷主と契約を行い、荷主の代わりに荷物を目的まで輸送する手段の手配や、手続きを行ってくれる業者です。物流をトータルコーディネイトして付加価値のあるサービスを提供しています。
フォワーダー自体は輸送を行わず、航空機・船舶・トラック・鉄道など輸送手段から最適な輸送手段を手配します。
得意としている輸送手段はフォワーダーによって異なります。 航空輸送を得意とする所、海上輸送を得意とする所の2つがあります
フォワーダーは、自社の輸送設備を持っておらず、運送会社の輸送手段をうまく手配して顧客にとって最適な輸送ルートを構築するのが役割です。それではフォワーダーはどのようにして運送会社の輸送手段を利用しているのでしょうか?
例えとして、中国のA港から日本のB港までの区間を運航している運送会社があるとします。運送会社は、一度の輸送で出来る限り多くの貨物を輸送するために、最大限のコンテナスペースを割り振りたいと考えています。
しかし、運送会社だけでコンテナスペースを販売するには限界があり、コンテナスペースを代わりに販売してもらいたいです。そこで運送会社はフォワーダーにコンテナスペースの販売をお願いします。
フォワーダーは、運送会社からコンテナスペースを買い取ります。その後、フォワーダーは購入したコンテナスペースを、貨物を輸送したい事業者に販売します。フォワーダーが運送会社の代わりにコンテナスペースを販売することにより、運送会社は一度の運行でできる限り多くの貨物を輸送することができるようになります。
フォワードは運送会社から買い取ったコンテナスペースの代金と、貨物を輸送したい事業者へ販売した代金の差額が収入となります。
フォワードと運送会社の関係は上記のようになっているため、フォワーダーによって得意する運送経路や商品種類が異なります。危険物の輸送を得意としているフォワーダーや、マイナーな国への輸送を得意としているフォワーダーなどフォワーダーによって特徴があります。
取り扱い商品の物流量や商品種類、仕入れ国などによって最適なフォワーダーは異なります。
まとめ
国際送料は中国輸入で大きな割合を占めるコストです。フォワーダーを利用することで国際送料を削減できる可能性があります。
取り扱い商品にあったフォワーダーを探して、国際送料の削減を検討してみましょう。