どうも中国輸入副業アドバイザーのhideです。
輸入ビジネスのうち、中国輸入はクレジットカードやpaypalでの支払いが出来ないことが多く、前金で仕入れ代金を支払わなければいけない場合がほとんどです。
クレジットカードの支払だとクレジットカードを使用してから支払日まで猶予がありますが、前金で支払わなければいけない場合は、仕入れ時に現金がなくなるため、よりキャッシュフローの管理が重要となります。
たとえ利益がでて輸入ビジネスが順調であったとしても日々の経費の支払が出来なければ、事業を継続することができなくなってしまいます。
キャッシュフローをしっかりと管理することは、輸入ビジネスに限らず事業を継続するうえで大切なので、キャッシュフローの管理は必ず行っておくことをおすすめします。
キャッシュフローの管理方法について説明します。
輸入ビジネスのキャッシュフローとは
キャッシュフロー管理を簡単に説明すると「入ってくる現金とでていく現金を管理すること」です。
入ってくる現金とは「売上金」などが該当し、でていく現金とは「仕入れ代金」や「外注費用」などが該当します。
キャッシュフロー管理と利益計算は異なり、あくまで現金の出入りのみを把握していくことがキャッシュフロー管理になります。
支払方法ごとのキャッシュフロー
でていく現金で大きな割合を占める商品代金の支払方法は「海外送金」「クレジットカード支払」などがあります。
海外送金
日本の銀行口座から海外の銀行口座に振り込みを行う支払方法です。
日本の口座で振込手続きを行った時点で、口座から現金はなくなるため仕入れした時点でキャッシュがなくなります。
支払手続きを行ってから着金まで1週間程度かかり、海外の取引先が着金を確認できてから商品を発送してもらえる場合がほとんどのため、他の支払方法に比べて支払を行ってから商品を受け取りできるまで時間がかかります。
クレジットカード支払
クレジットカードを使って支払う方法で、クレジットカードごとの締め日と口座引き落とし日に従い、銀行口座から現金が引き落としされます。
クレジットカードで支払手続きを行った時点で、取引先は支払を確認できるため、支払から商品発送までの期間は海外送金より短くなります。
例えば仕入れ代金が100万円の商品を仕入れして120万円で販売できた場合、それぞれの支払方法により回収できるのはいつになるでしょうか?
海外送金の場合
1月1日に仕入れ代金を送金して、商品を1月14日から販売した場合は以下のようなキャッシュフローになります。
海外送金 | 口座残高 | 備考 | |
1月1日 | -1,000,000 | 1,000,000 | 海外送金による支払 |
1月14日 | |||
1月28日 | 600,000 | 1,600,000 | 1/14~27売上入金 |
2月14日 | 600,000 | 2,200,000 | 1/28~2/13売上入金 |
クレジットカードの場合
1月1日に仕入れ代金を送金して、商品を1月7日から販売した場合は以下のようなキャッシュフローになります。
海外送金よりも商品発送までがはやいため、売上入金までのサイクルがはやくなります。
クレジットカード | 口座残高 | 備考 | |
1月1日 | 2,000,000 | ||
1月14日 | 600,000 | 2,600,000 | 1/1~13売上入金 |
1月28日 | 600,000 | 3,200,000 | 1/14~27売上入金 |
2月14日 | -1,000,000 | 2,200,000 | クレジットカードの支払 |
上記の例だと2月14日には口座残高は同じになりますが、1月末時点での口座残高はクレジットカードで支払ったほうが多いことがわかります。
クレジットカードで支払を行うことで、現金がでていくまでの期日を延ばすことができるため、キャッシュに余裕がもつことができます。
海外送金とクレジットカードでの支払い方法を選べる場合は、キャッシュフローの観点から見てもクレジットカードでの支払いをおすすめします。
キャッシュフローの管理方法
クレジットカードでの支払いがオススメであることを説明しましたが、クレジットカードを複数枚保有している方もいると思います。
クレジットカードはそれぞれ定められた締め日と口座引き落とし日がありますので、すべてのカードで確認しておきましょう。
クレジットカードの口座引き落とし日と売上入金日が決まれば、毎月の大まかなキャッシュフローを作成することができます。
以下のようにクレジットカードを3枚保有していた場合、キャッシュフローは下の表のようになります。
クレジットカード① 口座引き落とし日4日
クレジットカード② 口座引き落とし日10日
クレジットカード③ 口座引き落とし日20日
売上入金:毎月14日、28日
クレジットカード | 口座残高 | 備考 | |
1月1日 | 2,000,000 | ||
1月4日 | -300,000 | 1,700,000 | クレジットカード①の支払 |
1月10日 | -500,000 | 1,200,000 | クレジットカード②の支払 |
1月14日 | 700,000 | 1,900,000 | 1/1~13売上入金 |
1月20日 | -400,000 | 1,500,000 | クレジットカードの③支払 |
1月28日 | 700,000 | 2,200,000 | 1/14~27売上入金 |
上の表のようにキャッシュの出入りを管理することで、クレジットカードの支払ができないキャッシュフロー状態でないか確認することができます。
利益がでる商品を見つけたからといってキャッシュフローを考えずに、多額の仕入を行ってしまうと口座残高が足りずに、クレジットカードの支払ができない…なんてことになる可能性があります。
仕入れするための現金が足りない場合は、融資をうけることを検討してみましょう。
融資によりキャッシュを補充して仕入れを行うことで、事業の成長スピードを落とすことなく、売上・利益を増やすことが出来ます。
まとめ
輸入ビジネスにおいてキャッシュフローの管理はとても大切です。
おおまかキャッシュフローでよいので毎月の現金の出入りを管理できる資料を作成しておきましょう。
キャッシュフローと関連して、商品の回転率が高い商品を取り扱うことでキャッシュフローを改善することができます。