どうも中国輸入副業アドバイザーのhideです。
中国輸入で新規出品して販売を始めると、他セラーが相乗りしてくることがあります。
オリジナル商品なら大丈夫かというと、私はオリジナル商品にも関わらず相乗りされたことがありました。
オリジナル商品なので同じ商品であるはずはないので、Amazonに通報して相乗り出品者を排除しようとしても、それを証明する必要があります。これがなかなか大変で相乗りを排除することが難しいです。
ではどうすればよいのだろう…と思うかもしれませんが、
Amazonには商品ブランドを登録できる制度を知っていますか?
Amazonにオリジナルブランド商品を出品した場合でも、Amazonでは商品ページの編集権限は商品を新規出品した出品者のみにあるわけではないため、勝手に商品画像・説明を変更されることがあります。
他セラーが出品できるため、相乗りにより価格競争や、カート獲得率の減少、模造品の販売なども起こりえます。
ブランド登録することにより、これらのリスクを抑えることができるなど、様々なメリットがあります。
ご自身のブランド商品をお持ちの方や、これから持ちたいと考えている方はブランド登録をおすすめします。
Amazonのブランド登録手順は厳しくなっています。 ブランド登録したいという方に、ブランド登録方法とメリットをご説明します。
Amazonブランド登録方法
amazon brand registryからブランド登録手続きを行えます。
https://brandservices.amazon.co.jp/
Amazonのサイトによれば、ブランド登録のためには以下の情報の提出が必要です(※2019年3月24日現在)。
1. 有効な登録商標を持つ貴社のブランド名。
2.公的機関に登録された登録商標番号。
3. ブランドを入れるべき商品カテゴリー(服&ファッション小物、スポーツ、エレクトロニクスなど)のリスト。
4.ブランドの商品が製造されて流通される国のリスト
上記の中で用意するが困難(時間がかかるもの)は「2.公的機関に登録された登録商標番号」です。
公的機関に登録された登録商標番号とはいわゆる「商標権」といわれるものです。
(2017年4月までは登録商標番号は必要ではなかったため、比較的簡単にAmazonへブランド登録ができました。)
商標権を取得するためには、8ヶ月ほど要するため、ブランド登録を予定しているのであれば、早めに商標権取得手続きを行ったほうがよいです。
一定の要件の下、商標早期審査という制度があり、平均2.7ヶ月(平成29年実績)で審査結果がでるため、急ぎの場合要件を満たしていれば利用してもよいと思います。
特許庁 商標早期審査・早期審査の概要
https://www.jpo.go.jp/system/trademark/shinsa/soki/shkouhou.html
商標出願はご自身で行うことができますが、願書の作成方法にミスがあったり、提出書類のページに抜けがあったり、類似する他人の出願を見落としたりすると審査に合格できないことがあります。
不合格になってしまうと審査が一からになってしまうため、却って時間を浪費してしまう可能性があります。弁理士などの専門家に依頼しても、1区分であれば5万~10万程度のため依頼することをおすすめします。
ご自身で商標を検索する方法については以下の記事を参考にしてください。
Amazonブランド登録を行うメリット
商品カタログ編集権限の強化
Amazonのサイトによれば以下の通り、商品カタログの管理について記載されています。
ブランド登録した出品者の商品カタログの編集権が強化され、他の出品者などに商品画像・説明などを変更される可能性が抑えることが出来ます。
Amazonブランド登録をご利用になれば、ブランド名が使われている商品ページに対する管理を強化できます。そのため、貴社のブランドに関連する正確な情報が購入者に表示されやすくなります。
https://brandservices.amazon.co.jp/benefits
ブランド登録した出品者の商品カタログの編集権が強化され、他の出品者などに商品画像・説明などを変更される可能性が抑えることが出来ます。
相乗りの防止
Amazonのサイトよれば以下のように、ブランドの権利侵害に対してサポートが記載されています。
お客様を守るための一般的な措置に加え、積極的な保護活動として、ブランド登録では登録時に提供いただいた情報を利用し、侵害が疑われる出品の特定と削除を試みています。そのため、お持ちのブランドやその知的財産権についてAmazonブランド登録にご提供いただく情報が多いほど、より多くのサポートを提供することができます。
https://brandservices.amazon.co.jp/benefits
商標権の使用を認めていない他出品者に相乗りされた場合、Amazonに通報することにより相乗り出品者を排除することが通常よりスムーズにできるようになります。
ブランド商品に他出品者が相乗り出品するとカートを取られるだけでなく、模造品を販売され悪い商品レビューがつくこともあるため、すぐに排除したほうがよいです。
スポンサーブランド広告
ブランド登録したセラーのみが使用できる広告があります。以下の画像のような広告であり、ブランド商品が3つ表示されます。ブランドや商品ラインナップの認知度向上に役立ちます。
ユーザーが商材に関連するキーワードをAmazon内で検索した際、検索結果の上部にアイコンと3種類の商品を表示させることができる広告です。
Amazonの広告の中でも最もインパクトのあるクリエイティブを出稿できます。
Amazonストア
商品ページだけでは表現できなかった はブランドのメッセージや様々な商品をカスタマーに伝えることができるようになります。
商品カタログのブランド名の部分から、ストアページにとぶため、ブランド商品で顧客を囲い込みに有効です。
商品コードの免除
商品カテゴリーとブランドを登録することで商品コード(商品のバーコード番号(GTIN/UPC/EAN/JAN/ISBN))免除申請を行なうことができます。商品コードが免除されると、商品登録の際に商品コードは不要となります。
まとめ
ブランド登録することにより様々なメリットがあるため、Amazonでオリジナルブランド商品を販売する場合は登録することをオススメします。
現在ブランド登録のネックとなるのは、やはり取得まで期間を要する商標権だと思います。商標権は早い者勝ちで取得できるため、迷っているのであれば商標権を取得できるかをまず確認してみると良いと思います。
ブランド登録方法は日々変更する可能性がありますので、Amazonテクニカルサポートに問い合わせを行い、必要物を確認後申請してみてください。