スポンサープロダクト広告を設定しているけれど、始めに設定してから何もしていない方はいませんか?
どうも中国輸入副業アドバイザーのhideです。
スポンサープロダクトを効果的に利用するためには、キーワード選定やACOSなどチェックするべき指標があります。
効果的な広告運用を行うことは利益を増やすことにつながるため、スポンサープロダクトの設定は都度見直して最適化していくことが必要になります。
スポンサープロダクトとは
スポンサープロダクト広告を利用することで、商品露出を増加されることができるため、結果的に売上アップを見込むことができますが、スポンサープロダクトの効果は以下の通りです。
・商品露出が増えセッション数が増える
・商品購入数が増えることにより、Amazon内の検索順位の向上
Adweek誌によるとAmazonの購入者の中で検索結果の2ページ以降を見る人は全体の30%程度であるという調査があります。
https://www.adweek.com/digital/why-its-so-hard-brands-get-noticed-amazon-161429/
この調査結果から商品ページを1ページ目に表示させることができれば、商品へのセッションをかなり増やすことが出来ることがわかると思います。
スポンサープロダクト広告を利用することで、広告費は必要となりますが1ページ目に商品を表示させることができるようになり、売上アップを見込むことが出来ます。
スポンサープロダクトの運用
スポンサープロダクトは一度設定して終わりではなく、PDCAを行い改善をしていくことで効果を高めることが出来ます。PDCAは以下のような流れになります。
「P」スポンサープロダクト設定
↓
「D」広告運用
↓
「C」レポートをチェック
↓
「A」設定を改善
スポンサープロダクトを利用していても、PDCAの「P]「D」止まっていて、「C」「A」を行っていないと、広告を効果的に利用できず、利益を逃していたり広告費が必要以上にかかっていることがあります。
スポンサープロダクトのレポートチェック
スポンサープロダクトの運用を改善していくためには、広告レポートを定期的に確認して設定をみなしていく必要があります。
広告レポートの出力方法を説明します。
Amazonセラーセントラルの広告タブをクリックします。
すべてのキャンペーンから広告レポートをクリックします。
レポートタイプを選択して、期間を絞った後「レポートを作成」をクリックします。
レポートタイプは以下の項目があります。
・検索ワード
・ターゲティング
・広告商品
・掲載位置
・購入された商品
・スポンサープロダクト期間別パフォーマンス
キーワードをチェックする場合は「検索ワード」のレポートタイプを選択して、出力してください。
レポートには様々な項目がありますが、「インプレッション」「クリック」「クリックスルー率 (CTR)」「平均クリック単価 (CPC)」「広告費」「売上高に占める広告費の割合 (ACoS)」「広告費用対効果 (RoAS)」などを確認することが出来ます。
クリックはされているが購入されていないキーワードは広告がかさんで費用対効果が下がってしまう原因になっているため、キーワードから除外を行いましょう。
逆にコンバージョン率が高い検索ワードは広告予算や単価をあげることで、商品露出を増やしより売上をあげることができる可能性があります。
スポンサープロダクト広告の設定については以下の記事を参考にしてください。
スポンサープロダクト運用での重要な指標
・ACOS(売上高広告比率)
ACOSは以下の式で表されます。
ACOS=広告費/スポンサープロダクト広告を通じての売上
例えば広告費が500円で広告を通じての売上が2000円であった場合、ACOSは25%になります。
ACOSを適正な数値であるかどうかを考えるために、広告を通じて発生した売上を分解します。
すると以下のような図になります。
売上×ACOS=広告費、売上×粗利益率=粗利益であるため、粗利益率とACOSが同じになると純利益が0になります。
粗利益率、純利益率を定めると、許容できる広告費を定めることが出来ます。
粗利率が30%の商品で目標の純利益率を10%と定めると、ACOSは20%まで許容できるということになります。
最終的な利益額である「売上高×純利益率」が最大となるように、目標となる純利益額を定めましょう。
粗利率が30%商品で広告前が売上100万であれば、最終利益は100万円×30%=30万円となります。
目標純利益率を10%と定めてACOSが20%となるまで広告を利用して売上500万になると、最終利益は500万円×10%=50万円となり、広告利用前に比べて20万円利益を増やすことができます。
広告を利用することによる売上増加とACOSを比べて調整を繰り返してみてください。
・CVR(コンバージョン率)とACOS
CVR(コンバージョン率)は、広告をクリックされた回数に対して売れた商品の割合を示しています。
例えば10回のクリックに対して、1個の商品が売れていればCVRは10%になります。
実際のACOSを目標ACOS以下にするためには、CVRの改善と入札額の適正化が大切です。
例として売上単価3,000円、粗利率が30%の商品で、目標ACOSは20%とします。
すると適正な入札額は以下のような式で表すことができます。
適正な入札額=目標ACOS(20%)×売上単価(3,000円)×CVR
CVRが20%であれば目標ACOSに近づく入札額は120円となります。
CVRが2%であれば目標ACOSに近づく入札額は12円となります。
入札額は高いほど商品露出を増やすことが出来るため、売上増を見込むことができます。
CVRが高い商品ほど広告にかけることができる金額も高くできるため、広告利用によるさらなる売上増加を期待することが出来ます。
商品品質や商品ページを改善することにより、CVRを向上することができます。
商品ページの改善は「商品画像」「商品名」「商品説明」「商品紹介コンテンツ」などを見直しましょう。
商品新規出品についての記事を参考にしてください。
まとめ
スポンサープロダクト広告はうまく利用しないと、売上を伸ばすことにつながっても利益を増やすことができません。
ACOSやCVR、入札額などを都度見直して利益が最大となるような運用を心がけましょう。